FC2ブログ

記事一覧

《34》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻」 (7)ー1 貯水

放課後の学校の中を、僕は桃瀬さんの姿を探して回った。今の彼女が行きそうな場所は限られている。だから、彼女が屋上の貯水タンクの前で体育座りをしていても驚かなかった。「桃瀬さん……」僕は荒ぐ息を整えると、彼女の横に腰を下ろした。彼女は顔を伏せ、僕と目を合わせようとしない。何を話していいか分からない。彼女自身も放っておいてほしいのかもしれない。しかし、ここを動くことは出来なかった。そのとき。ーーショワショ...

続きを読む

《33》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻」 (6)ー6 利尿

間違いなかった。1ー2組の委員長件生徒会執行部会長の役職も務める学園きっての秀才、そして桃瀬の恋人でもあるはずの彼が、どうしてこんなところに。いやそもそも、どうして彼らと一緒にいるのか。「上山くぅ〜ん、こんなとこにいていいのか? 〝大切な〟生徒会会議なんじゃなかったの?」「大丈夫だよ。今日は決算報告だけだから、僕一人いなくても何とかなるよ。たまには羽を伸ばさないとね」「ヒュー、エリートさんは言うこ...

続きを読む

《32》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻」 (6)ー5 不良

人の心は決して分かりあえるものではないと良く言うが、それならどうやって人の心を掴めばいい? 人間は本音と建前で生きている。自分のこの気持ちすらも、もしかしたら本音ではないのかもしれない。本人も自分の気持ちが分からないなら、他人がどうして分かるのか? 身体も心も傷付き、何が正しくて何が間違っているのか分からない不安定な状態の彼女の本心はどこにあるのか? 誰が知っているのか? 友達? 恋人? それとも、やっ...

続きを読む

《31》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻」 (6)ー5 記憶

声をかけられていることに気付き、僕はハッと顔を上げた。伊庭先生が不審そうに僕の顔を覗き込んでいた。「さっきのこと、どういうことですか?」(…………)僕は「さぁ、何のことか僕には……」と、意味が分からない素振りで答えた。彼女は怪しんでいたが、ひとまず納得してくれた。◆◆そうこうしているうちに、今日の授業は全て終了。HPを終えた生徒達は、ある者は部活動に勤しみに、ある者は机の上にノートを広げ勉学に取り組み、ま...

続きを読む

《30》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻」 (6)ー4 光景

「は、はい……え〜と、まずは『いじめの実態を調査』します。本当にあった場合は、それが個人かグループかを把握します。その結果をすぐに、校長先生と教頭先生に報告して、指導を仰ぎます」僕は頭の中のテキストを開き、プロセスの手順を伝えた。「素晴らしい。素晴らしいくらい教科書通りの初期対応ね。60点」彼女はスプーンを指揮棒のように振りつつ、僕を諭す。「まずどうやって〝いじめの調査〟をするつもり? 思春期の子供...

続きを読む

プロフィール

Author:屈辱の湖
周りと違う僕はおかしいのだろうか。
こんな性癖誰にも理解されないのではないか。
どうやって新しいオカズを手に入れればいいのか。
分からぬまま悶々と欲望を募らせていましたがーーとうとう見つけました。僕のたぎる思いを満たすことが出来るのは、

〝少女のおもらし〟だと。

Twitter
https://twitter.com/mashiroirosymp1