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《71》【僕のジョボ女簿日誌】 「第一話 学園(エデン)は檻の中」 (II)日誌5ページ目

ーーーー

その後のことを少しだけ説明します。
それから二日後、上山君は学校を退学していきました。結局あれ以来彼に会うことはなく、学校には彼の父親がお越しになりました。
見るからに高級なスーツを着たその紳士は、来て早々に校長室へと案内されました。何を話しているのかは分かりませんでしたが、職員室内からの窓ガラス越しに、校長・教頭共に大きく頭を下げているのが見えました。
その後、授業終わりに職員室へと帰ってくると、上山氏が帰られる時間だというので、自分も挨拶へと向かいました。来賓出入り口に行くと、靴を履きかけた上山氏と目が合い、

「あなたが築月先生ですね。この度は、息子が大変お世話になりました。今回のことは、教訓としてーー忘れないでおきますよ」

と言い残すと、彼は校舎の外で待機していた高級車の後部座席にさっさと乗り込みました。運転手が頷くと、大きな排気音を上げながら走り出して行きました。最後のワンフレーズに、僕は一抹の不安を覚えたのを忘れません。

桃瀬さんは、以前までのクラスのまとめ役へと戻っていました。この一件で、桃瀬さんが委員長の座を失脚すると思っていた人は肩を落とす結果となりました。しかし、まだ時折暗い影を落とすこともあるので、今も注意して観察するようにしています。

こうして、また今までの日常が戻ってきました。
皮肉にも僕自身、以前よりも教室全体が見渡せるようになり、教壇から生徒一人一人の目を見て話せるようになった気がします。
もう、桃瀬さんのような人を生み出さないために。

(略)

……ところが、新たな事件は刻一刻と迫っていました。僕自身、これで終わりではない、という予感めいたものはあったのですが。

そう、幼馴染みの予言は、現実のものとなったのです。以前の頁にも記したと思いますが、全ては解決どころか、始まりに過ぎなかったのです。

20××年、9月×日。
漆金学園 特別進学クラス 1-3 教員 築月太郎
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プロフィール

Author:屈辱の湖
周りと違う僕はおかしいのだろうか。
こんな性癖誰にも理解されないのではないか。
どうやって新しいオカズを手に入れればいいのか。
分からぬまま悶々と欲望を募らせていましたがーーとうとう見つけました。僕のたぎる思いを満たすことが出来るのは、

〝少女のおもらし〟だと。

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