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《76》【僕のジョボ女簿日誌】 「第二話 姉弟・接吻(シスター・キス)」 (Ⅲ)日誌6ページ目

〜〜〜〜

本日で無事テスト週間も終わり。
学園全体を包んでいたあの独特の緊張感からようやく解放された私は、職員室で一人、自分の担当教科の採点に勤しんでいた。疲れている身体に鞭打ち。早く全ての答案に点数を付け、その記録を学年主任に提出しなければならないのだ。
本来ならこんなものを書いている暇はないのだが、繰り返される単純だけど間違いが許されない大切な作業に、目がチカチカしてきたところだった。息抜き程度にいいだろう。

少し考えたいこともあった。
というのも、テストが終わりいつもより早いHRを終えた私の元に駆け寄ってきた一人の女子生徒がいたのだ。

「先生、二人だけでお話……ご相談したいことがあります。先生さえ宜しければ、近いうちにお時間を頂けますでしょうか?」

あの全校集会の一件以来、クラスの委員長として精気を取り戻していた桃瀬さんだった。暫くはどこかまだぎこちなさを感じていたが、テスト週間に入ると、そんなの気にしてる暇は無くなったようだ。
何しろ我が漆金学園は結果次第では、クラス入れ替えの可能性もある、実力主義のシステム。生徒も含め、教員すら息が詰まりそうな期間でもあった。そんな中で僕のクラスは、『折角出会ったんだから、このクラスのままがいい』といった、一種の結束めいた空気が流れていた。

そんな生徒らの中心にいた桃瀬さんから、個人的に相談。何だろう、もう他の生徒から白い目で見られることも無くなったはず。
ひとまず了承はしたが、その内容は全く予想が付かなかった。普通なら、そんなの気にせずに目の前の仕事に集中すべきなのだが、僕は気になってしょうがなく、ペースが乱れに乱れまくっていたのだ。

(略)

僕は昔から、人の心を読み取ることが苦手だった。
人の心なんて、本人以外誰にも分からない。なんて言葉をよく聞くが、何も全てを知りたいわけじゃない。一つの問いに対する答えを知りたいだけなのに、例え分かったとしても、それをちゃんと理解することも正直不得意だった。だって僕は、その人本人ではないのだから。特に相手が女性ともなると。

相手の気持ちを理解して、その思いを十分に汲み取り、正しい道へと導くのが教師として正しい在り方のはずなのに。

(略)

話はほんの少し前。テスト週間に入る前日くらいにまで遡る。その日の朝も、僕はあの女性(ひと)の相手をしていた。

もし僕以外の、大人らしい大人が同じ状況に立たされたら、あんな結末は選択しなかったかもしれないーー。


20××年、10月×日。
漆金学園 特別進学クラス 1-3 教員 築月太郎
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Author:屈辱の湖
周りと違う僕はおかしいのだろうか。
こんな性癖誰にも理解されないのではないか。
どうやって新しいオカズを手に入れればいいのか。
分からぬまま悶々と欲望を募らせていましたがーーとうとう見つけました。僕のたぎる思いを満たすことが出来るのは、

〝少女のおもらし〟だと。

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